「夜遅くに食べると太る」と思っている人だけ見てください。

先日、ダイエットを頑張る50代の女性からこのような質問が来ました。

Aさん

ダイエットで夜遅くに食べると太るは本当ですか。どうしても仕事で夜遅くの食事になってしまいます。

「夜遅くに食べると太る」これはダイエットをする上で、よく耳にしますよね。

そのため、夕食は控え、炭水化物をあまり摂取しないようにするダイエット方法がSNSやメディアでも紹介されていますよね。

しかし、それは誰にでも当てはまる事実なのでしょうか?

実は食事時間と体重増減に関する研究を見ていくと、「夜食べても太らない」という興味深い研究結果も存在しています。

というわけで今回は「夜遅くに食べると太る」というダイエットの常識を疑ってみることにしました。

夜遅くに食べることと太りやすさは関係がない?

結論、関係ないです。

理由は夜遅くに食べても一日の摂取カロリーが消費カロリーを上回っていなければ太らないから。

例えば、一日2000kcal摂取する必要がある人が、朝とお昼の食事で1500kcal摂取したとしましょう。

夜に摂取できるカロリーは残り500kcalです。夜ご飯を500kcalに抑えれば一日の摂取カロリーがオーバーすることがないため太ることはありません。

ただし、500kcalを大幅にオーバーすれば太る原因になります。自分の一日の摂取カロリーが分からない人はダイエットをするならやるべきアプリの「あすけん」で簡単に計算ができます。

ぜひ、やってみてください。

話がそれましたが、このようなことから太る原因は「一日の摂取カロリーがオーバーするから太る」ということ。

「夜遅くに食べるから太る」のではありません。

じゃあ、なんで夜遅くに食べると太ると言われているの?

食べる時間と太る原因が関連していないとはいえ、夜食べると太ると言われるようになったのもいくつか理由があります。

夜は消費量が少ないため太りやすいという理由

朝とお昼を中心に食事をして、夜は食事量を抑えるのがよいといわれています。その理由が、日中は活動的に体を動かすことが多く、たくさん食べても動いてカロリーを消費するから太りにくいというもの。

その反対に、夜はあまり体を動かさないためカロリーの消費も少ない。だから、夜食べると太るという説。

この説に関してですが、食事の時間が遅くなっても、一日の摂取カロリーがオーバーしていなければ体重の増減に影響がないという研究があります。

そのため、この説はないです。

BMAL1(ビーマルワン)の働きによって太りやすいという説

ビーマルワンは体内に脂肪をため込んだり、その反対に脂肪を利用してエネルギー源にしたりと、脂質の代謝を調節する機能を持つたんぱく質です。

ビーマルワンは、夕方から徐々に増えはじめ深夜の2時頃にピークを迎えます。

そのため、ビーマルワンが多い夜遅くに食事をすると、ビーマルワンが脂肪を体にため込むように働くので、結果太りやすい。と考えられています。

しかし、2016年に発表された論文では「BMAL1の影響で糖質が脂肪として蓄積されやすいということは認められなかった」との見解が出ています。

この論文によると、BMAL1によって脂肪として蓄えられやすいのは、糖質ではなく「脂質」であるとのことです。

つまり、BMAL1の量と「炭水化物が脂肪に変わりやすいか」ということは関係ないということ。

ですので、このBMAL1による説も夜遅くにごはんなどの糖質を食べると太るという根拠にはならないことがわかります。

睡眠の質が落ちて太るという理由

寝る直前に食事を摂ると、体は消化活動を活発に行うようになり、それが深い睡眠を妨げてしまします。

睡眠不足になると食欲を増やす「グレリン」と呼ばれるホルモンが分泌されやすくなるといわれています。

「グレリン」は胃から分泌される食欲ホルモン。食欲増進や脂肪蓄積の作用があり、肥満やメタボリックシンドローム、2型糖尿病など、さまざまな病気に影響しているため注意が必要です。


このようなことから質の悪い睡眠は、食欲を整えるホルモンに悪影響を与え、翌日の食欲が乱れ無駄に食べ過ぎてカロリーオーバーに繋がり太る原因になります。

ただし、夜遅くの食事は消化にいい食材を選ぶように意識することで睡眠の質を妨げないようにすることが可能です。

脂質の多い揚げ物や、脂身の多いお肉は消化に時間がかかるため避けましょう。

おかゆや湯豆腐、サラダチキン、低脂肪ヨーグルトや蒸し野菜、野菜スープなど胃に優しく消化にいい食材を選ぶようにしてあげましょう。

夜遅くでも食べる食材を選ぶことで太る心配はないと言えます。

まとめ

今回の内容をまとめると

  • 食事時間と太りやすさは関係なし
  • BMAL1の働きで太ることはない
  • 結果、摂取カロリーが消費カロリーを上回るから太る
  • 寝不足も肥満になりやすいが消化にいい食材を選べば防げる

このようなことから、夜遅くに食べると太るというのは嘘です。

むしろ、夜ごはんを控えることで体がエネルギー不足になり睡眠の質が落ちたり、代謝が低下するため翌日の消費カロリーが低下することで痩せにくくなる原因に繋がります。

一日の摂取カロリーがオーバーしない限り、夜遅くに食べても太ることはないので安心してください。

ダイエットを頑張っているのに痩せられないあなたへ

いかがでしたか?今回紹介した内容を参考に夜ご飯をバランスよく食べてダイエットを成功に繋げていきましょう。

また、ダイエットで一番大切なのが「一日の食事バランス」です。一日の摂取カロリーがオーバーしないのはもちろん、食事のバランスが整っていないと、ダイエットを頑張っていても痩せることは難しいです。

とは言っても、「自分で正しく食事を整えられているのか分からない。」と悩んでいる方も多いと思います。

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